猫舌常連客のワガママ。
山形市の夏は暑い。
つい最近まで
日本最高気温レコードを保持。
しかも長年、一世帯当たりの
ラーメン消費量
日本一を誇った
ラーメン好きの町。
とはいえ。
汗だくの夏に、熱々のラーメンはねぇ…
そこで誕生したのが、冷やしラーメン。
今風になったのは、
冷やし中華ブームのあとかな。
と、創業60年間近い
そば屋の2代目、石井さん。
厳しい夏の暑気払いとか、
暑い季節にいっそう冷めにくいラーメンに、
猫舌の常連客が注文をつけたとか、
きっかけはそんなところじゃないかな。
今や、ラーメンを出す店なら
ほとんどどこでも食べられる。
全国にもその名を知られるようになった
山形市の夏の名物。
スープは、冷たくても
アブラが固まらない工夫があって。
だしの種類も変えている。
麺の茹で方はもちろん、
麺そのものが違う店も。
ラーメンとは一線を画す冷たいラーメン。
この美味しさを求めて、
全国有数の暑さを誇る山形を訪れるのも、
オツだと思わない?